赤座建築デザイン事務所は岐阜を拠点に設計事務所を構え、住宅や商業施設の建築設計を行っています。

「打越のいえ」/ 岐阜県岐阜市
家族が自然に集まる空間
キッチン・リビング・タタミスペースなどの共有空間は、ひとつの大きな隔たりのない空間とした。例えば、ご主人が趣味のレコードを聴いていて、奥様が料理を、子供たちは宿題をしている。各自がばらばらの作業をしていても、なんとなく家族の気配を感じることができいつもつながっているような感覚を持てるようにである。そのため、寝室・子供室などプライベート空間は最小限に押さえ、家族全員が個室にこもってしまうのではなく自然と共有空間に集まり、お互いを助け合い、毎日が明るく楽しくなる、そんな「家族のためのいえ」を計画した。
この住宅において、土間キッチン空間は様々な機能を持つ空間となる。まず、料理を作るという機能。次に、家族や来訪者を迎え入れる玄関という機能。それから、将来的に計画している、教室・CAFÉなどの機能。これらをすべてかなえるための答えが、キッチンを土間にしてしまうということ、さらにキッチンと玄関を同一の空間にしてしまうというものだ。ここはいわば玄関であってキッチンでもある。いろんな機能がうまく混ざり合った、使う人の工夫次第でどんなふうにでも使える空間になるだろう。
また、この空間は大きな開口部が特徴で、テラスとの連続性があり、かなり広々と感じられる。風がとおり、明るく、大きな窓から季節の移ろいを感じられる場所。一日のほとんどをここで過ごす奥様が居心地の良い場所にする必要があった。

施工:なかむら工務店株式会社
キッチン製作:MONDO

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